AutoHotKey
キー操作をカスタマイズするWindows用ソフト。Windows10でも動作したので備忘録を残す。
WinFM2008のカーソル移動のキー操作をEmacsライクにするのに導入。
尚、CtrlとCapsキーの入れ替えはRemapkeyを使って行っている。
インストール
下記URLよりインストーラを入手し実行。
Scriptファイルの作成
デスクトップなど(任意のフォルダでOK)で右クリックし、「新規作成(X)」→「AutoHotKey Script」をクリックするとテキストファイルが立ち上がる。これに適当な名前を付け、拡張子を「.ahk
」にしてデスクトップに保存。
下記のように入力。
- emacs.ahk
^h::send, {BS} ^p::send, {Up} ^n::send, {Down} ^f::send, {Right} ^b::send, {Left} ^m::send, {Enter}
Scriptの実行
作成したテキストファイルをダブルクリックすると実行できる。WinFM2008ソフトを立ち上げて、Emacsカーソルが実現されたか確認する。
適用ソフトの限定
上記の設定だと全てのソフトで有効になるので、WinFM2008のみに適用するようにScriptファイルを修正。
- custum.ahk
#IfWinActive ahk_exe WinFMx64.exe ^h::send, {BS} ^p::send, {Up} ^n::send, {Down} ^f::send, {Right} ^b::send, {Left} ^m::send, {Enter} #IfWinActive
Window毎にキー設定を変えるには
下記のように、#IfWinActive
を使う
#IfWinActive ahk_class Notepad ...
指定を解除するには
#IfWinActive
又、指定のウィンドウ以外で有効にしたい場合は、下記のように、#IfWinNotActive
を使う。Emacsとキー操作を揃えたい場合は、この指定の方が便利。
#IfWinNotActive ahk_class Emacs ...
指定出来るクラス名などの情報を調べるには AutoHotkeyのタスクトレイアイコンを右クリックし「Window spy
」を使って調べる。
Scriptの自動起動
PCを起動したとき自動スタートするには「スタートアップ」に、このScriptファイルのショートカットを登録する。
- 作成したScriptファイルを右クリックし、[送る] > [デスクトップ(ショートカットを作成)] しショートカットを作成。
補足
- AutoHotKeyを使えば,ソフトにかかわらずキーアサインを自在に変更できる。なので、Word/ExcelでもWebブラウザでもEmacsライクなカーソル移動ができて快適。ただ、元々定義されていたキー機能は動かなくなるので注意する必要がある。
所感
今回、WinFM2008のキー操作をカスタマイズしたくて使ったが、素晴らしい!! ヘルプをみると色んな応用ができそう。今後活用していきたい。素晴らしいソフトを提供して下さっている作者に感謝。