以前の記事で、ヤマハのルータ「RTX1210」で、外部からリモート接続する、L2TP/IPsecによるVPN接続を設定した。このLANに、外部のWindows10パソコンから、VPNリモート接続したので、設定手順について備忘録を残す。
【RTX1210】VPNによるリモート接続設定(L2TP/IPsec)
前の記事で、ヤマハのルータ「RTX1210」でインターネット通信できるようにした。続いて外部から家内のLANに接続する、L2TP/IPsecによるVPNリモート接続を設定したので備忘録を残す。ネットボランチDNSサービス登録インターネット外...
VPN接続を追加
スタート > 設定 > ネットワークインターネット > VPN > 「VPN 接続設定を追加する」の + を押す。
「VPN接続の編集」 で接続情報を入力。
- 接続名: 判りやすい名称を適当に入力
- サーバ名またはアドレス: 接続先のURL又はIPアドレスを入力
- VPNの種類: “事前共有キーを使った L2TP/IPsec” を選択
- 事前共有キー: RTX1210に設定した共有キー
- サインイン情報の種類: “ユーザ名とパスワード” を選択
- ユーザ名: RTX1210に設定したユーザ名
- パスワード: RTX1210に設定したパスワード
アダプターの設定変更
スタート > 設定 > ネットワークインターネット > VPN > 関連設定の「アダプターのオプションを変更する」を押す。
追加れた VPN接続 のプロパティーを以下のように設定。
セキュリティ
以下のように設定。
ネットワーク
IPv6通信プロトコルのチェックは外しておく。
Windows NATトラバーサルの設定
「レジストリエディタ」を起動し、「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\PolicyAgent
」を開く。
「AssumeUDPEncapsulationContextOnSendRule
」のキーがあるか確認。設定が無ければ、右クリック→新規で[DWORD (32ビット)]で新規作成し「2」を設定。
「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\PolicyAgent
」のキーが「2」となってるのを確認。
PCを再起動する。
VPN接続する
作成した VPN接続 をクリックし、「接続」を押す。
接続が完了すると、“接続済み” と表示。
終了する時は、「切断」を押す。
hostsファイル設定
VPN接続先のサーバなどに名前でアクセスするには、「C:\Windows\System32\drivers\etc\hosts
」ファイルに下記のような定義を記述しておく。
192.168.10.11 server1
192.168.10.12 server2
- Windows10/11では hosts ファイルは管理者モードでないと変更できないので、一度、デスクトップなどにコピーして編集して戻す。
関連記事
hostsファイル [新石器Wiki]
補足
- NATトラバーサルの設定がされていない時は、以下のような接続エラーとなった。
- 2025/1/6追記:Windows11でも同様の手順で接続できる事を確認。
参考
- L2TP/IPsecを使用したリモートアクセス : Web GUI設定
- Windows10でL2TP/IPSecのVPN接続をする方法
- Windows10のL2TP接続 ■セカイVPN■
- L2TP/IPsec(L2TPv2)利用時のWindows10端末の設定
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