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FTDIチップ搭載のシリアルケーブル
iBUFFALOの「BSUSRC0610BS」が、FTDIチップを搭載しているらしいので入手した。
通信ドライバー
FTDIチップは広く使われているICなので、Windows10では標準で使えるようになっている。以下の手順でドライバをインストール。
1)USBシリアルケーブルを、パソコンのUSB-ポートに挿す。
2)デバイスマネージャで確認すると「USB HS SERIAL CONVERTER」が、ほかのデバイスで [?] となっているので、それを右クリックでプロパティを開く。
3)[ドライバーの更新]を押す。
4)「ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索」を押して実行。
5)ドライバーが更新されるので、[閉じる] を押すと再起動する。再起動後、デバイスマネージャで確認。
無事に、COM3に「USB Serial Port」が組み込まれた。
通信確認
通信ソフト「Tera Term」で、通信確認する。
Tera Termのシリアルポート設定を、上のようにする。
Raspbery-Piとの接続
RS232CのCOMポート信号(±12V)から、Raspbery-PiコネクタのTTL信号(3.3V)に変換する必要がある。以下の、変換基板を入手してRaspbery-Piと接続した。
Raspbery-PiのU-Bootと通信
Tera Termを実行して、Raspbery-Pi と通信確認。
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補足
- macOSとUbuntu Linuxでも、標準でサポートされている。
- 下記のFTDIチップ搭載ケーブルでも同様に動作した。
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