以前の記事で「お名前.com」のDNSサービスを使うのを紹介した。
今回、公開しているWebサーバをIPv6にも対応する為に、IPv6(AAAAレコード) と IPv4(Aレコード) の両方を登録するようにしたので備忘録を残す。
【RTX1200】ヤマハルータで「お名前.com」の独自ドメイン名を使う
前の記事で紹介したように、「お名前.com」で独自ドメイン名を取得した。私のインターネット環境は@niftyのフレッツ光接続で、固定IPアドレスではないので接続の度にグローバルアドレスが変更される。独自ドメイン名へのアドレス登録は、お名前....
DNSレコードの設定
お名前.comのDNS関連機能設定から「DNSレコード設定を利用する」の[設定する]を押して進む。
公開するホスト名に、Aレコード と AAAAレコード の両方を設定する。
- Aレコードは、お名前.comで配布のDDNSクライアントソフトによる更新を行うので、最初は適当なグローバルアドレスを登録しておく。
- AAAAレコードは、公開するサーバパソコンのグローバルIPv6アドレスを登録。(Linuxなどの場合は、
ifconfig
コマンドなどで確認)
nslookupで確認
Linux(Ubuntu)パソコンから、登録したDNSレコードがひけるか確認してみる。
$ nslookup
> yokosrv3.yokoweb.work
Server: 127.0.0.53
Address: 127.0.0.53#53
Non-authoritative answer:
Name: yokosrv3.yokoweb.work
Address: 222.111.001.123
Name: yokosrv3.yokoweb.work
Address: 240b:253:222:333:444:555:666:7777
> exit
$
上記のように、設定したIPv4とIPv6アドレス両方の応答が確認できればOK。
- nslookupコマンドのバージョンによっては、AAAAレコード検索は、
set type=AAAA
と入力してから確認が必要。
補足
- 設定変更して実際に使えるようになるまで、多少時間かかる。(数10分程度)
- 以前の記事で紹介した CNAMEレコード では、同じホスト名に AAAAレコードが併用して設定できない(参考.1)。なので、IPv6通信でAAAAレコードを同時登録して利用したいので、通常のAレコードで設定してDDNSクライアントソフトでAレコード側を更新しながら運用する事にした。
- 実際には、
www
のサブドメイン名でWeb公開しているので、上記設定したホストをCNAMEでwww
のホストに設定している。
追記(2019/12/22)
LinuxサーバでRubyスクリプトを使って、IPv4のDNSレコードをDDNS更新するようにした。(下記姉妹サイト記事参照)
「お名前.com」のDDNSをRubyスクリプトで更新 [新石器Wiki]
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