以前の記事で、「Ubuntu 18.04 LTS Server」をインストールした。
そこで、ARM用のGCCコンパイラをインストールして使えるようにしたので備忘録を残す。
【Ubuntu 18.04 LTS Server】インストールする
Ubuntu 18.04 LTS が、2018年4月26日(日本時間27日)にリリースされた。そこで、新規に「Ubuntu 18.04 LTS Server」をインストールしたので備忘録を残す。インストール媒体の入手下記URLから、インスト...
ARMツールチェーンのインストール
「gcc-arm-none-eabi
」パッケージをインストール。
$ sudo apt install gcc-arm-none-eabi
パッケージリストを読み込んでいます... 完了
依存関係ツリーを作成しています
状態情報を読み取っています... 完了
以下の追加パッケージがインストールされます:
binutils-arm-none-eabi libisl15 libnewlib-arm-none-eabi libnewlib-dev
libstdc++-arm-none-eabi-newlib
提案パッケージ:
libnewlib-doc
以下のパッケージが新たにインストールされます:
binutils-arm-none-eabi gcc-arm-none-eabi libisl15 libnewlib-arm-none-eabi libnewlib-dev
libstdc++-arm-none-eabi-newlib
アップグレード: 0 個、新規インストール: 6 個、削除: 0 個、保留: 0 個。
114 MB のアーカイブを取得する必要があります。
この操作後に追加で 1,007 MB のディスク容量が消費されます。
続行しますか? [Y/n]y <=== 'y'の入力でインストール開始
インストール完了したら、下記コマンドでコンパイラが実行できるか確認。
$ arm-none-eabi-gcc --version
arm-none-eabi-gcc (15:6.3.1+svn253039-1build1) 6.3.1 20170620
Copyright (C) 2016 Free Software Foundation, Inc.
This is free software; see the source for copying conditions. There is NO
warranty; not even for MERCHANTABILITY or FITNESS FOR A PARTICULAR PURPOSE.
コマンドの所在も確認しておく。
$ which arm-none-eabi-gcc
/usr/bin/arm-none-eabi-gcc
makeコマンドをインストール
「build-essential」パッケージをインストールしてなければ、makeコマンドが使えるように下記記事を参考にインストール。
【Ubuntu 20.04/18.04 LTS】gcc, make などの開発ツールをインストールして使う
前の記事で「Ubuntu 18.04 LTS Server」をインストールした。続いて、gccやmakeコマンドの開発ツールを使えるようにしたので備忘録を残す。尚、「Ubuntu 18.04 LTS Desktop」のターミナルでも手順は同...
試しにU-Bootをコンパイル
下記記事を参考に、Raspberry Pi用のU-bootをクロスコンパイルしてみる。
【Ubuntu 18.04/16.04 LTS】Raspberry Pi用のu-bootをコンパイルする
「Raspberry Pi」用に、u-bootをUbuntのLinux上でコンパイルする。ARMクロスコンパイル環境の準備ARMツールチェーンなどのコンパイル環境は、下記記事でインストール済の環境を使う。macOSでもコンパイル可能。u-b...
補足
- Newlibライブラリーも含まれている。
- 「Ubuntu 16.04 LTS Server」でも、上記手順でインストールできるはず。
参考
【Ubuntu 20.04/18.04 LTS Server】Emacsを使う
Ubuntu 18.04 LTS Server では、Emacsは標準のaptパッケージからインストールできるようになった。2020/07/12追記「Ubuntu 20.04 LTS Server」でも同様に利用できる事を確認した。Emac...
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