【Ubuntu 20.04/18.04 LTS Server】rsyncサーバでバックアップ先にする

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Ubuntu LTS Serverで、rsyncサーバを稼働させて、バックアップ先として動作するようにしたので備忘録を残す。

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インストール

デフォルトで入っているのでインストールは不要。

rsyncサーバを有効にする

/etc/default/rsync の14行目あたり下記を falsetrue に変更

RSYNC_ENABLE=true

rsyncサービスの起動

$ sudo service rsync start

rsyncd設定ファイルの作成

/etc/rsyncd.conf ファイルを新規に作成する

$ sudo nano /etc/rsyncd.conf
#
# Global options
#
uid = root
gid = root
hosts allow = 192.168.2.0/24 192.168.100.0/24 localhost
hosts deny = *
list = true
dont compress = *.gz *.tgz *.zip *.pdf *.sit *.sitx *.lzh *.bz2 *.jpg *.gif *.png

#
# Module options
#
[www]
        path = /var/www
        read only = false

[opt]
        path = /opt
        read only = false

サービスの再起動

$ sudo service rsync restart

ポートの確認

$ nmap localhost

PORT     STATE SERVICE
  ・・・
873/tcp  open  rsync
 ・・・
【Ubuntu 18.04/16.04 LTS Server】開いてるポートの確認(nmap ポートスキャン)
nmapという、ポートスキャンソフトで確認できる。インストール$ sudo apt install nmapヘルプ表示$ sudo nmap -h使っているTCP/UDPポートを調べる$ sudo nmap -sTU localhost表示...

rsyncサービスの自動起動

上記設定だけでは、リブートした時にrsyncサービスが停止していたので、下記コマンドで自動起動設定。

$ sudo systemctl enable rsync.service

設定の確認

$ sudo systemctl list-unit-files | grep rsync
rsync.service                              enabled

モジュール名を確認する

クライアントパソコンからモジュールが有効になってるか確認。

$ rsync -avvvn rsync://hogeserver .
opening tcp connection to hogeserver port 873
Connected to hogeserver (192.168.1.200)
sending daemon args: --server --sender -vvvnlogDtpre.iLsfx . /  (5 args)
www
opt
  • IPアドレスで確認する場合は、rsync -avvvn rsync://192.168.2.102 . のように入力。

試しにファイルをコピーしてみる

$ rsync -avz test.txt hogeserver::www/backup

下記のように入力しても同じ

$ rsync -avz test.txt rsync://hogeserver/www/backup

定期的にバックアップを実行

クライアントパソコンからcornで定期的にコピーを実行。
手順は姉妹サイトの下記記事参照。

【Ubuntu Server】rsyncサーバに定期的バックアップ [新石器Wiki]

補足

  • サーバを建てなくても、rsync+sshでも転送できるが、sshユーザからアクセス権限のないファイルは扱えないので、サーバを構築することとした。

追記(2018/5/23)

Ubuntu 18.04 LTS Serverでも動作する事を確認した。

追記(2020/7/067)

Ubuntu 20.04 LTS Server/Desktopでも動作する事を確認した。

参考

  1. Rsync : ファイル/ディレクトリの同期
  2. CentOS 7.0 – rsync でファイル・ディレクトリ同期(同期先として)!
  3. rsync でディレクトリの同期(バックアップ)
  4. 【新旧対応】Linuxでの自動起動の設定方法を解説
  5. crontab 記述方法

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