前記事で、Emacs(macOS)での migemo の設定ついて紹介しが、Utuntu 16.04 Serverでも使えるようにしたので備忘録を残す。
migemo はローマ字のまま日本語を検索するためのツール。
cmigemoをUbuntuにインストール
migemo は元々 Ruby で書かれていたようですが,最近の Ruby では動かないので C 言語で再実装された cmigemo を使うのが一般的のよう。
aptでインストール。
$ sudo apt install cmigemo
インストール完了したら、下記コマンドで実行できる事を確認
$ cmigemo --help
Emacsに migemo.el をインストール
パッケージ化されているので、Emacsで下記を実行。
M-x package-install<RET>
migemo
Emacsの設定
下記を初期設定に追加。
尚、私はinit-loaderを利用しており、~/.emacs.d/inits/cocoa-emacs-03_migemo.el
ファイルを作成。
;;
;; migemo.elの設定 (for Linux)
;;
(when (and (executable-find "cmigemo")
(require 'migemo nil t))
(setq migemo-command "cmigemo")
(setq migemo-options '("-q" "--emacs"))
(setq migemo-dictionary "/usr/share/cmigemo/utf-8/migemo-dict")
(setq migemo-user-dictionary nil)
(setq migemo-regex-dictionary nil)
(setq migemo-coding-system 'utf-8-unix)
(load-library "migemo")
(migemo-init)
)
インクリメンタル検索してみる
C-s
キー押すと、下記画面のように [MIGEMO]
と表示される。
ここで tokyo
とローマ字入力すると 東京
の日本語文字を検索する。便利便利!!
補足
cmigemo
の辞書ファイルは、/usr/share/cmigemo/utf-8/migemo-dict
にインストールされる。- 最初は、macOS/msys2/Linuxで共通の設定ファイルにしようとしたが、辞書ファイルの位置や動きが異なるところがあったので、機種別の設定ファイルにした。
コメント