u-bootのfatloadコマンド時のキャッシュフラッシュ処理を組み込んで貰おうとGitHubからPullRequestしたら、E-mailでパッチ送るようにとの事。
Gitには send-email コマンドがあり、macOSから使ってみたのでメモを残す。
準備
macOSのターミナルから、
$ brew install cpanm
$ cpanm --sudo Net::SMTP::SSL
smtpサーバ情報の設定
私は@niftyプロバイダを使っているので、 ~/.gitconfig
にsmtpサーバ情報を設定。
[sendemail]
smtpserver = smtp.v6.nifty.com
smtpuser = <アカウント>@nifty.com
smtpencryption = ssl
smtppass = <メールパスワード>
smtpserverport = 465
Gmailのsmtpサーバを使う場合
この場合はGmailの設定で “安全性の低いアプリのアクセス” をオンにしておく必要があった。
[sendemail]
smtpserver = smtp.gmail.com
smtpuser = <アカウント>
smtpencryption = tls
smtppass = <パスワード>
smtpserverport = 587
Yahooのsmtpサーバを使う場合
[sendemail]
smtpserver = smtp.mail.yahoo.co.jp
smtpuser = <アカウント>
smtpencryption = ssl
smtppass = <パスワード>
smtpserverport = 465
パッチの作成
git リポジトリで下記コマンドでパッチ情報の作成
$ git format-patch -s HEAD^
0001-*.patch
というようなファイルが作成される。
Linux Kernel を始め、いくつかのコミュニティでは sign-off という制度があります。
sign-off とは、このパッチはオープンソースとして提供しても大丈夫なものですよ、ということを私が証明します、という意味のようです。
-s オプションをつける事で、Signed-off-by:
というメッセージが追加される。
又、コミットメッセージには書けなかったような情報をメーリングリスト用に追加することもできる。 — の行とパッチの開始位置 ( diff –git の行) の間にメッセージを書くと、メールを受信した人はそれを読むことができるが、パッチからは除外される。
パッチの送信
$ git send-email 0001-*.patch
To whom should the emails be sent (if anyone)?
と聞かれるので、
宛先のメールアドレスを入力。
続いて、Message-ID to be used as In-Reply-To for the first email (if any)?
と聞かれるので、
最初はそのまま [Retrun]
最後に、Send this email? ([y]es|[n]o|[q]uit|[a]ll):
と聞かれるので、
y
を入力。
以上で、パッチの送信が完了。
参照記事
参考
- git send-email using Gmail on a Mac
- とあるエンジニアの備忘log: git send-email
- とあるエンジニアの備忘log: パッチを投稿しよう!
- git-send-email(1)
- nekomatu’s Blog: linux(kernel)にgit send-emailでパッチを送る方法
- GitHubでFork/cloneしたリポジトリを本家リポジトリに追従する – Qiita
- Git – プロジェクトへの貢献
- Patches < U-Boot < DENX
- 第22回勉強会 – Yokohama Android Platform Club
- Yahoo!メール – メール クライアントの設定 | free.
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